夫婦円満には、お互いを尊重して認め合うことが大切です。パートナーを適切に褒めることは、その第一歩となります。
皆さん、パートナーを褒めてますか?褒めるのが大切なのはわかるけど、なかなか苦手で……とお悩みの方のために今回は、妻に「これまで言われて嬉しかった褒め言葉」について聞いた結果をご紹介します。
シーン別に具体的な褒め方をまじえて発表しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
妻に聞いた!夫に言われて嬉しかった褒め言葉シーン別10選
それではさっそく、妻に聞いた「言われて嬉しかった褒め言葉シーン別10選」をご紹介します。
容姿を褒める|きれいだね・かわいいね
言われて嬉しい褒め言葉は?という質問に対して真っ先にあがったのは、容姿を褒める言葉でした。
「きれいだね」「かわいいね」といった容姿を褒める言葉は、やはり喜んでくれるようです。
いつ言われても嬉しいけれど、特にお出かけ前に普段よりきちんとオシャレしているときなどがポイント高めだそう。
あとは、普段から毎日しっかりメイクをされている方なら、あえてすっぴんのときに褒めるのもいいと思います。
ただしその場合は「すっぴんもきれいだね」と、両方を褒めるようにしてくださいね。
「すっぴんの方が」とか「メイクをした方が」といった、どちらかを下げるような言い方はNGです。
体の変化を褒める|やせた?肌きれいになった?足細くなった?
体の変化を褒める言葉も嬉しいそうです。
容姿の変化に近いですが、こちらは毎日いっしょにいるからこそ褒めやすいポイントと言えるでしょう。
しっかり見ていることが伝わる褒め言葉です。
コツは、「やせたね」と断言するのではなく、「なんかやせた気がするね」「肌きれいになった?」と疑問形で伝えること。
身体の変化はコンプレックスにもなりやすいデリケートな部分ですから、断言する言い方は誤解を招きかねません。
「やせた気がする」なら、ただの正直な感想ですから、誤って伝わる心配もありませんよ。
料理を褒める|ご飯がおいしい
料理を褒めるのも定番ですが、これもやはり言われて嬉しいものだそうです。
ちなみに料理を褒める場合は、レトルトや出来合いのおかずといった地雷に注意。
手料理だけをピンポイントで褒める必要はありませんが、普段あまり料理を褒めないのに、たまに「おいしい」と言ったものがレトルトだった、では最悪です。
これを避ける簡単な方法は、毎回きちんと「おいしい」と伝えること。「この味好きだな~」と、ひとり言のようにつぶやくのもいいでしょう。
もしもレトルトや出来合いのお惣菜を褒めてしまったときは、「こういうのも好きだよ、センスいいね」などと切り返せば特に問題ありません。
挑戦を褒める|よくやった!がんばったね!
普段やらないことにチャレンジしたときや、今までできなかったことができたときには、あえて上から目線で「よくやった!」「がんばったね!」と褒めています。
人を選ぶ褒め方かもしれませんが、妻はこれが結構嬉しいそうです。
個人的には、少し大げさなくらいに褒めることを意識していて、そうすることで言われた妻もドヤ顔しやすくなるんですよね。
中途半端に「こういうところがすごいよね」と冷静に伝えてしまうと、なんだか評価されているようで反感を買う可能性があるので要注意です。
とりあえず褒める|すごい!ありがとう!
これは他のシーンでいつも褒めているからこそ使える手だと思いますが、褒め方に困ったときはとりあえず「すごい!」とか「ありがとう!」と言っておけばだいたい好意的に受け取ってくれます。
もちろん、なんでもかんでも適当に言えばいいわけではありませんよ。
でも、少しでもすごいと思ったなら、少しでもありがたいなと思ったなら、素直に伝えて大丈夫です。
褒めたのに「こんなのぜんぜんすごくないよ」と謙遜されたときには、「でも僕はすごいと思ったんだよ」「ありがたいと思ったんだよ」と主観であることを強調しましょう。
あなたがそう受け取った事実を否定することはできません。
反対に、「いや、それはすごいことなんだよ」と無理に押し付けたりするのはNGです。
【番外編】仕事ぶりを褒める
私と妻はお互いにライターとして仕事をしていたせいか、仕事ぶりを褒めるととても喜んでくれます。
ちょっと特殊な褒め方かもしれませんが、仕事ぶりや稼いだ金額、あるいは節約した金額でも構いませんので、「成果を褒める」というのはとても嬉しい褒め方なのだと思います。
共働きのご家庭や、パートナーが何か取り組んでいることがある方は、そこに焦点を当てて褒めてみてください。
言われて嬉しい褒め言葉のポイント
最後に妻へ、「結局どういうことを言われたら嬉しいの?」と要点を尋ねてみました。
わざわざ言葉にしないことを言葉にされたらだいたい嬉しい
大きくまとめると、普段わざわざ言葉にしないことをあえて言葉にされたらだいたい嬉しいそうです。
妻はそう言っていましたが、しかしこれはパートナーである夫の目線からするとやや疑問。
というのも、大半の人が「あえて言葉にしない」のではなく、「気づいていないからしない」んですよね。
特に容姿の変化などに対する受け取り方には差があって、一般的に男性は女性と違って外見の変化に気づきにくいとされています。
そのため、気づいているのに褒めないのではなく、単純に気づいていないから褒めていないことがほとんどです。
しかし女性からすれば、気づいているのに何も言ってくれていないように映ります。
この差を理解して、褒めるポイントを常に探すくらいのつもりでいることが大切です。
くれぐれも、「褒めるところがないから褒めない」なんて言い訳はしないように。
嬉しいかどうかは日ごろの行いによる
ただし、どんなにその褒め言葉が嬉しいものでも、言う相手の日ごろの行いによっては逆効果となることをお忘れなく。
日本褒め言葉カード協会で実施したアンケートによれば、「夫から言われても嬉しくない褒め言葉」として、次の言葉があげられていました。
- 頑張っているね
- 細いね
- よくできました
- お疲れ様
- すごいね
- やっておいてくれたの
- いいんじゃないの
- 片付いてる
今回「妻が嬉しかった」と言ってくれた言葉もいくつか含まれていることからわかる通り、同じ言葉に喜ぶ人もいれば、そうでない人もいます。
本当に大切なことは言葉そのものではなく、褒めようとする気持ちと姿勢です。
言葉を気にするあまり、本質を見失わないように気を付けてくださいね。
まとめ
今回取り上げた言葉はあくまで一例であり、普段から意識してバリエーション豊かに褒め言葉やお礼を伝えるようにしています。
ちなみに感謝の伝え方については、こちらのコラムで「妻への感謝の伝え方10パターン」を紹介していますので、日ごろ感謝を伝えられていないなとお悩みの方は、ぜひこちらもご覧になってみてください。
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