パートナーとひとつ屋根の下で生活し始めると実感する、「自分の時間が欲しい」という問題。それまではわざわざ作らなくても自分の時間があったのに、一緒に暮らし始めるといざ作ろうとしなければ自分の時間はなかなか作ることができません。
そこで今回は、自分の時間の作り方をケース別に解説します。自分の時間が欲しいと感じている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
自分の時間が欲しいときの対策|自分時間の作り方
それでは早速、自分時間を作る方法を解説していきます。
とにかく息抜きが欲しい!なら毎日一人になる習慣を作る
とにかく一人の時間が欲しい!というときには、息抜きに自分の時間を作ろうとするのではなく、毎日の習慣として一人になる時間を作るのがおすすめです。
あまりいい例えではありませんが、私は以前、タバコがその役割を担っていました。
タバコは絶対に外で吸う、と決めていたので、タバコを吸うときには一人で外へ行くことができていたんです。
現在はタバコをやめてしまったので、その代わりに毎日1時間くらいの散歩をするようにしています。
結婚していたり、子育てがあったりすると、なかなかふらっと一人で外へ行くことも難しいですよね。
1日5分でも10分でも、本当に一人になれる時間があると、「自分の時間が欲しい」という気持ちも抑えられると思いますよ。
趣味へ没頭するまとまった時間が欲しい!ならパートナーと相談
ちょっと一人になれる時間が欲しい、というレベルではなく、ゲームをしたり本を読んだりプラモデルを作ったり、なんて趣味に没頭する時間が欲しい場合には、やはりパートナーと相談するのが現実的です。
相談するときに大事なことは、できるだけ前もって伝えておくこと。
どれくらいの時間が必要かにもよりますが、例えば1日中家でこもって作業をしたいというのなら、できれば遅くとも1~2週間前までには伝えておきたいところです。
夫婦二人だけならばともかく、育児がある場合には勝手に予定を決めてしまうのは絶対にNG。
何日なら時間を確保することができるか、事前に相談することを欠かさないでください。
時間なんてない!なら家事代行・ベビーシッターを利用するのも手
いやいや、パートナーと相談したところで時間に余裕なんてないよ……という場合には、家事代行やベビーシッターを利用してみてはいかがでしょうか。
安いものでは1時間1000円から利用でき、自治体によっては1時間あたり1000円などの助成金が対象となります。
サービスの比較をする前に、まずはお住いの地域や自分の状況が助成の対象になっていないかどうか、ぜひ確認してみてください。
「東京 ベビーシッター 助成」などで検索すれば、関連情報が見つかるはずです。
そもそも家事などのバランスがおかしい!なら分担しよう
自分の時間が欲しい!と感じている原因が、「相手は自分の時間が確保できているのに自分は確保できない……」という不満から来ている場合には、ぜひパートナーに家事や育児を手伝ってもらいましょう。
下記記事では、パートナーが家事をしない理由や心理、家事をさせる方法、そして家事をしないパートナーと離婚できるかどうかという話を解説しています。
自分時間の確保以前に、「パートナーばかり自分の時間があってずるい」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
仕事が忙しすぎて時間がない!なら転職や引っ越しも選択肢に
パートナーとの関係がどうこう以前に、仕事が忙しすぎて自分の時間なんて確保する余地がない、という場合には、真剣に転職を検討してみてもよいかもしれません。
あるいは、家賃を抑えるためなどの理由で通勤時間が長くなっている場合は、多少家賃を上げてでも職場近くに引っ越すというのはひとつの手です。
それだけで、人によっては1日あたり1~2時間の余裕が生まれます。
一方で、当然ですがそのほかの生活に与えるインパクトも大きいので、安易な選択は禁物です。
でもいまどき「自分の時間が欲しくなったから」が転職理由だったとしても、受け入れる企業はたくさんありますので、その辺は心配しなくて大丈夫ですよ。
わたしもフリーランスで仕事をしていて、クライアントからよく前職の退職理由を聞かれたりするのですが、素直に「忙しすぎて無理だった」と答えるようにしています。そうすると、あまり頼みすぎるとパンクする人なんだ、と前もって伝えられるので、これは転職に当たってもかなり有効な手だと思います。
生活スペースを分けるのが最強!だけど用法用量を守って
ひとつ前の「転職や引っ越し」の話と少し重なりますが、引っ越す余裕がある場合や、部屋数やスペースに余裕がある場合は、生活スペースを2つに分けるというのが非常に有効な手段です。
分かりやすいところでは、夫婦の自室や寝室を個別に設ける、などですね。
ただこの方法の問題点は、すべてが自分の時間になってしまうためむしろ離婚などの原因になりかねない諸刃の剣というところにあります。
生活スペースを分ける場合は、食事は一緒に取る、寝室はあえて一緒にする、など二人の時間を作ることも忘れないようにするとバランスが取れるでしょう。
「自分の時間が欲しい」と言われたときの対処法
最後に、「自分の時間が欲しい」と言われたパートナー目線で、対処法を解説します。
「別れたいから」ではないので感情的にならないこと
「自分の時間が欲しい」と言われたときに、「それは別れたいってこと?」と感情的になってはいけません。
むしろ全く逆。
「自分の時間が欲しい」とわざわざ相談するのは、別れたくないからです。
例えばケンカのときに男性から「一旦距離を置こう」と提案するのは、感情的になってひどいことを言うのを避けるためだったりします。
女性は「とことん言い合ってスッキリする」傾向が強いので、この点で誤解が生じがちです。
一方で、別れの理由として「自分の時間が欲しいから」と説明された場合は、それはほぼ間違いなく別の理由があります。
いずれにせよ、感情的に話し合っていいことはありませんので、冷静に話すことを心がけてください。
「やりたいことがあるから」とは限らないので決めつけないこと
「自分の時間が欲しい」「一人の時間が足りなくて……」そんな風に相談されたときに、「何がやりたいの?」「やりたいことがあるなら一緒にやろうよ」なんて追い詰めるのはNGです。
特に子育て中のママさんなどは顕著だと思いますが、「自分の時間が欲しい」というのは、明確に何がやりたいというわけではなく、とにかく「何も考えない時間が欲しい」と同義だったりします。
家族の誰かといると多かれ少なかれ気を使うから、だから自分のための時間が欲しいんです。
育児中なら子育てを代わるなりベビーシッターを頼むなり。そうでなければ家事を代わるなり、あるいは放っておくなり。
とにかく、自分の時間が欲しいということは何か具体的にやりたいことあるはず、と決めつけないでください。
これは、「自分の時間が欲しい」と感じる方自身も気を付けていただきたい部分ですね。なんとなく時間が欲しいけど、やりたいことがあるわけじゃないしこんなの相談するの悪いな……なんて遠慮しないようにしてください。
「深刻な問題があるから」とも限らないので心配しすぎないで
これはかなり漠然としているのですが、「自分の時間が欲しい」というリクエストは、「こういう問題があるから自分の時間を確保することで解消したい」ということではなかったりします。
どういうことかというと、
「なんとなくこのままではストレスが溜まる気がする。だから今のうちに対策を打っておきたい」
そんな理由で「自分の時間が欲しい」と提案することもあるんです。(我が家は実際にそうでした)
そんなときに、相談された側が「束縛してしまったかな……」なんて責任を感じる必要はありません。
むしろ、そうしないための対策なので、ぜひフラットに相談に乗ってあげてください。
まとめ
自分の時間を作るためには、当たり前ですが自分から何かアプローチすることが必須です。
自分の時間がない原因はさまざまですが、それがパートナーとの関係性にせよ、仕事にせよ、根本的な解決をするためには何かを変えなければいけません。
変えるものが、習慣なのか?生活リズムなのか?考え方なのか?職場なのか?はたまた人間関係なのか。何を変えるかはあなた次第ですが、変えなければ自分時間は作れませんので、ぜひ勇気をもって選んでください。
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